デッサンのやり方、鉛筆デッサン、デッサンの基本。りんごを描く。

apple-dessan

優華の考えるデッサンとは・・・

目次

優華の考えるデッサン

  • 見たまま、感じたままをそのまま描く
  • 相手の本質に寄り添って描く「受信」中心
  • 相手の面白いところと自分の考えが共鳴する点を見つけるのが面白いところ

もし、これ(上記にピン!ときた方、

何となくそうだと思った方。。。きっと優華の

コンテンツを楽しんで頂けると思います。

反対にピンと来なかった方は、優華の個人的

見解はスルーして、

後半の一般的なデッサンの考察と仕方まで

飛んでご覧ください

デッサンの仕方は一般的なものも

優華のものも同じです。

デッサンは何のためにするか

デッサンの目的

デッサンの目的は

「描こうとするものを理解するため」です。

まず、絵を描こうとする時、対象がどのよう

なたたずまいなのか、色、形、配置なのか、

どんな質感、雰囲気なのかを把握し、

掘り下げて描くことです。

対象を尊重することが大切

です。

それが軽めの描写であれば「スケッチ

もっと深くまで追求するなら「デッサン」

という風に言えると思います。

このスケッチとデッサンの関係を

図にするとこんな(↓)感じです。(笑)

モチーフさん、

こんにちは~!

あなたはどんな方ですか~♪

スケッチ

⇓ ⇓ もっと良く知りたい。⇓ ⇓ 

⇓ ⇓ 深く付き合いたい。⇓ ⇓ 

よく見ると、モチーフさんて

こんな方なんだ。

周りとも比較しながら特長をわかろう♪

デッサン

付き合いが深くなると第一印象と違う

モチーフさんもいて面白いですよ!

絵を描くとき、その対象を自分は

どう思うか、どう表現するかはさておき、

まず相手を知っていく行動になります。

ですので大切な事は

自分の受信感度(ものを見て感じる力)を

研ぎ澄ませておく事です。

集中するけどリラックスする感覚、

瞑想に近い感覚かもしれません。

自己主導の考え、エゴなどは置いておけるので

ある意味楽で、楽しいですよ!。

デッサンは下絵なのか

デッサンは下絵なのでしょうか。

はたまた練習なのでしょうか。

ここで補足説明として「下絵」に対して

「本画」という言葉があります。

※補足「本画」(本番の絵)とは

本番の絵の事です。多くは絵の具を使った絵になるかと思います。 一枚の絵に自分の意図や思いを最大限込めて、また見る人にも意図通りに最大限伝わることが目的の絵なので、 「見たまま」よりも「描きたいように」描く事を優先するので 色や形は変わってくる事が多いです。

本番の絵が一番大切で、表現の喜びですよね?

表現者として一番重要であり、表現の醍醐味でもあり、シンプルにそれ(本番の絵のこと)ありきです。

別に下絵があっても無くてもよいのです。ぶっつけ本番上等(!)です。

本画とは、どんな事を一番伝えたいか、それにはどんな線、どんな色味、どんな形にしていこうか、どんな材質、質感、構図にしていこうか、というような事を、即興的(ぶっつけ本番のこと)あるいは、数枚のデッサンから情報を取捨選択し、再構築していく絵のことだと思います。

  

それに必要な技術が「デッサン」ということになります

デッサンをする一般的な理由

一般的に、何のためにデッサンをするかというと、

・形をとる練習

・絵が上手になるための練習

・構図をうまくとる練習

・構成力をあげるため

・本番の絵の下絵 etc,,

このように、絵が上手になるための練習

のようにとらえられているでしょう

もちろんそれは間違っていないと思います。

しかし、

大きな大きな大切なデッサンの意味が

あります。

大切なデッサンの意味とは

私の考えるデッサンの大切な役割は、

絵の構築力

だと思います。=(イコール)

描きたいものを感じた通り、伝えたい通りに伝える力

です。そのための形、色、構成などの技術です。

詳しく言うと、

自分のしたい表現のために、モチーフ(描く物)を見て、その膨大な情報を取捨選択し、過不足なく表すためのプロセス(感覚・思考等)とテクニックです。

要は、

りんごを描いた時に、見た人が「りんご」

だとわかるような表現ができる技術、

ということです。

りんごでなくトマトに見えてもよい

場合はそんな表現になりますし、

腐ったりんごだとわからせたい場合は

腐ったように見える表現になっていなければ

ならないので、表面の表し方わけです。

りんごのかわいい形を前面に出したい人と、

りんごのゴロンとした重みを感じて

表現したい人では、デッサンするときに

形のとらえ方、表現の仕方が変わるわけです。

それに対応できれば良いのです。

デッサン力があることのメリット

デッサン力があることは、

視覚的な表現力、構成力があるということなので、実際的にはさまざまな場面で有益です。

絵では形をとらえる事が早くできればそれだけ絵を描く時間をとれる訳ですから完成度があがります。

色味の関係、強弱関係、そういった関係性を捉える力もデッサン力ですから、単純に画力があがります♫

デッサン力の恩恵はアート作品だけのことではありません。様々な場面や仕事で使えるものだと思います。

例えば

学校でははノートをよりわかりやすくとる、掲示物のレイアウトをきれいに。仕事などでは記事、コラムなどの構成、デザインができる。写真を撮る時の構図がよい。デザイン、インテリア、ヘアメイク、メイクアップ、各種コーディネートなど様々な分野でお客様によりわかりやすく伝えるときに実力を発揮することができます。

えんぴつデッサンのやり方

どんなものを用意すればよいか。

①鉛筆3~4本(おすすめは4B,2B,B,H

②消しゴム、練り消しゴム

③ガーゼ

④画用紙かスケッチブック

⑤木製パネル

⑥水張りテープか画鋲

⑦刷毛

⑧フィキサチーフ (定着剤)

どんな鉛筆がよいか。

おすすめのメーカー

ユニ、三菱など、いろいろなメーカーの鉛筆

がありますね。基本はお好みで大丈夫ですが、

おすすめはステッドラーです。

芯の色味が青っぽくて絵がきれいに見えます。

私は予備校の時から使っています。

鉛筆の削り方

学校などで鉛筆を使うときは基本的に

鉛筆削りで削りますが、絵の時は手で

カッターナイフやボンナイフで削った方が

色々な調節ができてよいです。

現代美術家村上隆さん

高3の時に通った美術予備校の先生でした。

村上先生が私の鉛筆を削ってくれたことが

あったのですが、初めて見たときは

ぎょっとしましたよ!!!\(◎o◎)/!

その削り方はどこかの動画でやってみたい

と思います。お楽しみに(^o^)/

どんな消しゴムがよいか

消しゴムは、できれば2種類あった方が

よいです。普通の字を消す消しゴムと、

絵画用の練り消しです。

普通の消しゴムはきれいに消す時に。

練り消しは、きれいに消さない時、または

消すことで描く時に使います。

どんな紙がよいか。

画用紙は文房具店で手に入るものでOK。

木製パネルに水張りをして描くと描きやすい

し、きれいに仕上がります。

水張りは少し技術が要るので、面倒な場合は

パネルにじかに画鋲で留めてもOKです。

スケッチブックの場合は好きなもので大丈夫

ですが、クロッキー帳(クロッキー用の薄い

紙が綴ってあるもの)と間違えないように

しましょう。

鉛筆の練習

優華の「デッサンクラス」では、

実際に鉛筆デッサンをする前に鉛筆の描き方

の練習をします。目的は

描き方のバリエーションを体験するためです。

濃い鉛筆から薄い鉛筆を使って色の幅を

見たり、描き方によって表現の違い知ると

デッサンしやすいです。

単純に手と腕を動かす練習になるので、

描く事に慣れていきます。

さあ、鉛筆でりんごを描こ

詳しくは冒頭の動画で説明していますのでどうぞ

ご覧くださいね。以下は写真にていくつかの

行程を説明しております。

デッサンはうまく描こうとすると緊張してしま

いますが、正解は一つではなく沢山あります

例えば、りんごの赤い美しさに惹かれた人は

その赤さに重きを置いた表現になりますし、

ゴロンとした重みに豊かさを感じた人は

そんな存在感を出そうとするでしょう。

ですから魅力を感じた所が違えばおのずと

表現も少しづ違ってくる訳です。

でもどんな絵においても、ここは抑えておいた

方がよい、というポイントがあります。

それは、そこさえ描いておけばどんな人にでも

「これはりんごです。」と伝わる描き方、と

言ってよいかもしてません。

それがデッサンのコツです。

優華のデッサンクラスでは

そんな最低限のコツをお伝えし、それぞれの

個性にプラスしていく事で、

デッサンにおいても自分の絵として

愛すべき点がたくさん見つかるように

お伝えしていきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

生き生きした絵を描くことは生き生きした人生を過ごすこと!!
自分の絵筆に心をのせて一緒に描いていきましょう♫
自分の表す世界によって癒された先には、全く違う人生があったりもします。
たかが絵、されど絵。こんなに内面の充実をもたらすものはありません。
いつからでも今からでも始められます。自分のタイミングで自由に描いていけばいいのです。
ただそんな中で もっと自由にもっとうまく描きたいと欲が出てきたとき、
優華ができるアドバイスもあるかと思います。
自由だけでなく技術や知識、メンタルなど必要になって来るからです。

そんな時優華のYouTubeやブログ、Instagram、講座等を見てみてください。
実際会いに来てください。

お伝えできるもの、仲間に出会えた喜び、必ずお渡しできるものがあります。

絵を描く人も描かない人も
こんな豊かなアートのギフトを知って、生活に取り入れてくだされば嬉しい事この上ないです♫

武蔵野美術大学大学院造形研究科日本画コース修了後、
750名に直接絵画指導、オンライン指導。
個展・グループ展、書籍、パッケージデザイン、店舗壁画等。

コメント

コメントする

目次