優華 プロフィール
はじめまして
はじめまして。絵の先生 優華と申します。
私はこれまで、絵の表現活動を33年以上続けてきました。 中学1年生の時、美術部に入り絵を始めたのですが、 それも入れるとなんと38年(!)になります。
中学の美術室で、パンの耳を鳥にやったりしながら石膏像の木炭デッサンから始めて 高校3年で美大予備校に通い、現役で美大に入り大学院まで行きました。 その後は教えたり、画廊でアルバイトしながら展覧会活動をしていました。
色々な楽しい経験をしましたが、 絵を描きながら生活をしていくのはとても大変で、 父親の死をきっかけに建築会社に就職しました。
その会社の中でインテリアコーディネーターの資格を取り 建築の様々を学びながら働くことができましたので 今となっては貴重な経験となりました。
住宅がどんどん建ってまだまだ景気の良い時代でした。
そして、結婚後夫の海外赴任に帯同し、そこで出産、 孤独な育児を経て日本に帰国したのが2014年。
中断していた自分の絵の活動を再開しようと動き始めました。
しかし、
絵の活動再開と言ってもなかなか形になりません。
まず子育て優先の生活のため、動ける時間が圧倒的に足りないし、 現実面でも精神面でもあまり集中ができませんでした。
そんな中でも子供の幼稚園でのワークショップをさせて頂き 久しぶりに自分が絵を描く事、絵をお教えする事を人様に喜んでいただく事ができました。
素晴らしい喜びであることを再認識しました。絵は、
- 自分を知る喜び
- 絵は自分に集中する喜び
- 時間をかけてゆっくり内面を充実させていく喜び
- 感性を表現する喜び
- 情熱を迸らせる喜び
- 技術を研究する喜び
- 置かれた環境を愛する、もしくは問題提起する喜び
- 自分を表現する喜び。。。etc
です。この喜びの中に自分もずっと居たい、周りの人にも知らせたい、そんな思いを強くしました。
学生時代から何となく思っていたことですが、事業化してその喜びを継続できる流れを作ろうと決意した訳です。
しかし私は
集客という言葉も知らない世間知らず。
両親は教師、夫は会社員という環境でしたので確定申告をしたこともなく、ビジネスのビの字も知りません((;^_^A ) 勉強を始めても理解できず、このサイトを立ち上げるためになんと6年もかかっています。
そんな私が、たどりついた活動の姿が今の「絵の先生 優華」となります。
そして、皆様にどんなことをお伝えしたくて今の姿になったのかを
これからお話します。
忙しい子育て中に渇望したもの
多くのママさんも同じかと思いますが、子供が小さい時って本当に毎日する事が 沢山あり、眠る時間もありません。特に上の子は保育園に預けることができなかった (預けると一日中泣いて、この子は無理と言われた(;^_^A )ので、 四六時中一緒で気が狂いそうになる時もありました。
そんな時抱っこ紐で子供を抱っこしながら通りかかった駅のデパート前で聞いた音楽に 体に沁みわたるほどにじいんとしたことがありました。 当時よく街角で演奏していたアンデスのグループの「コンドルは飛んでいく」という 曲でした。久しぶりに聞く生の音楽。我慢していた感情が溢れ出すようでした。 結婚する前は色々な音楽を聴き、色々な絵やアートを見ていたのに、 出産後はそんな時間は無いしあってとしても眠っていました。 「ああ、やはり音楽って心に必要なんだ。」と思ったのでした。 ひいてはアート、絵もです。
生命の存続には直接関係ないけれど、生きていくのに必要なもの。 それは芸術です。心は動かさないと死んでしまうのです。 しみじみと納得した瞬間でした。
生きていくためには、心を動かすことが必要。
デパート前の音楽を聞いてから15年。その間アメリカ、ルクセンブルク、日本と 引っ越し、様々な事がありましたが、いつか絵を再開できる時が来ると信じて、 できるだけスケッチをしておこうと、子供の昼寝中などを狙って その時惹かれるもの、見ているものを描きました。
20枚くらいにはなりましたが、残念ながらどれも完成しませんでした。
理由は一人になる時間がほとんど無い事もありましたが、集中力が欠けていた様に思います。 言い訳になってしまいますが、いつも心のどこかで子供の事が頭から離れなかったのです。
ですので子供が小さい頃に見た美しい、心惹かれる風景は 心のスケッチブックに大切に描いていました。 その大切な沢山の美しい光景は今違う形となって表現しています。 著作権の関係で表ではお話しできない内容なのでクローズドの時に いつかお話しでればよいなと思いますがここでは割愛しますね。
そしていよいよ2024年、 条件が整い色々なご支援も頂きまして事業展開する事となりました。
私はなぜかよく「絵を教えて」と言われる事に気づいたのです。 ならば絵に興味ある方々に絵をお教えしよう。 前より上手になれば単純に嬉しいし、どの方にも絵を描く過程で 思わぬ個性やその人ならではの面白い感性を見つける事ができる。
また私はそれが得意だという事に気が付いたのです。
自分の意外な面に気づいた生徒さんは絵画という作業をとても面白く思ってくださり、 生き生きとした表情になるのです。
そして絵は音楽や踊りと違い 少し地味で、時間がかかります。孤独な作業でもあります。 その地味で孤独な作業に悶々として答えが見つからないままやめてしまう 人も多いです。
ならばそのような方々の伴走者としてところどころの チェックポイントに旗を立てて差し上げる事は出来るのではないかと思ったのです。
生き生きした絵は 生き生きした人生を作る
絵、アートとの関りは人それぞれです。
それまでは全く絵を描いてもいなかったのに、ある年齢になって実は絵を描きたくなって始めた方。
全く初めてから絵を描き、今ではお子さんやお孫さんたちと自分の作品の話が弾み、人生が楽しいと言ってくださった方。
美大や美高に入った生徒さん。
長く続けたいからと、体調の悪い時は休み、無理せず絵を描き続ける方。
絵は
描けば描くほど理解が深まり気づく事も増え、
自在に操れる領域が増えれば増えるほど自由に描くことができるようになり、
自由度が上がれば上がるほど面白く、内容が充実していきます。
それは心の充実と直結するものです。だってやればやるほど面白くなるのです。
そしてその軌跡が残ります。
一本一本の線が積み重なり、その軌跡が時代時代の自分とリンクして、人生全体が見えてきます。
絵は なんと頭と感情と手をフルに使う面白すぎる作業なんでしょう!
このような絵の静かな中の豊かな面をお伝えしたいという考え方が「絵の先生 優華」の活動のベースです。
下のスケッチを見てください
やっと1時間だけ得られた時に描いたスケッチです。
ねっ!
完成どころかこれしか描けてないんですよ。
後ろ髪をひかれるように子供の世話に戻った訳なんです。
こんなスケッチが沢山あります。
それも含めて絵の人生だと今は思っています。
まずはできるところから、一緒に楽しく活動してゆきましよう♪
またこの活動において、あなた様のご厚情とご支援を給われれば幸いに存じます。
優華 略歴
1992~1997 春季創画展入選 1997 武蔵野美術大学大学院造形研究科日本画コース修了
1998~ 第1回個展(銀座 ぎゃるりしらの)/ 掛け軸制作
2002 第2回個展 (銀座 柴田悦子画廊) / 襖絵制作
水墨画家 大月紅石氏 /
中国人水墨画家 斉 夢章氏に師事
2003 第3回個展 (銀座 柴田悦子画廊)
大阪千里中華街「天天常常」壁画12点
奈良橋善司著「折口信夫論」「短歌論」カバーデザイン
2003~ 都内建築会社営業部インテリアコーディネーター勤務。
2007~2014 夫の海外赴任に帯同(米国・ルクセンブルク)
2014 日本帰国。
2017~2019 幼稚園ワークショップ / SUMIアート講座 2020 多摩総合医療センターにてボランティア「SUMIアート講座」連続開催 2021 ストアカサイトてオンライン講座・対面講座 2021 老舗洋菓子店のパッケージデザインイラスト請負 2022 江東区アリオ北砂にてカルチャー講師「デッサンから始める水彩画」講座 2023 様々なコンテンツ準備
2024 電子書籍『絵のきほん デッサン+水彩』を出版
※その他 水墨画教室8年、子供絵画教室10年、デザイン専門学校講師、個人指導多数。
お仕事や取材のご依頼、ご相談はこちらよりどうぞ
https://sumiartbrog.com/contact/
WORKS
WORKSHOP
WORKS
—dessan—デッサン—
『百合とレモン』
2022年 優華 A4サイズ
鉛筆、水彩絵の具、画用紙
【個人蔵】
—bookcover design —ブックカバーデザイン—
『釈超空 折口信夫論』
奈良橋善司著
2003年 おうふう社
ブックカバーデザイン担当
『短歌論』古典と現代
奈良橋善司著
2004年 不識書院
ブックカバーデザイン担当
—exhibition—展覧会—
掛け軸3点(制作も本人) 『土』『夜』『白い花』 絹布 白麻紙 墨、胡粉、水干
『徳島奥山図』 4000㎜ 大観紙 墨、彩墨、岩絵の具 2003年
『紅梅』 雲肌麻紙 墨、彩墨
『薫風』 雲肌麻紙 岩絵の具
『枝垂れ桜』 全紙 中国宣紙、墨、彩墨 2003年
『風光』 掛け軸 白麻紙、墨、岩絵の具 2003年 【個人蔵】
『梅』 雲肌麻紙 墨、金、岩絵の具
『散る花』 雲肌麻紙 鉛筆、胡粉、墨 【個人蔵】
『水仙』 宣紙 墨
『ハーブの天使』 麻紙 鉛筆 岩絵の具 【個人蔵】
『あさがおの天使』 麻紙 鉛筆 岩絵の具 【個人蔵】
『彼岸』 雲肌麻紙 岩絵の具【個人蔵】
『土Ⅱ』 1820×2270㎜ 雲肌麻紙 墨 岩絵の具 水干 2000年
『明智平』 1600×5100㎜ 墨、胡粉 1998年
『海人の家』 F50 雲肌麻紙、岩絵の具 春季創画展初入選
『そらまめ』 雲肌麻紙 水干
ありがとうございます♡